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スーパーラグビー日本チームドクター 坂根正孝先生

筑波学園病院リハビリテーション科部長 坂根正孝先生インタビュー(前半)

茨城県つくば市の筑波学園病院。
リハビリテーション科部長の坂根正孝先生は、世界を転戦する「スーパーラグビー」日本チームのチームドクターでもあります。坂根先生にはハードコンタクトを行うラグビー選手の治療に、シーズンを通して半導体レーザー治療器と超音波治療器をお使い頂いています。
坂根先生に2017年シーズンのお話をお聞きしました。

世界を転戦し、日本選手よりもフィジカルの強い外国人選手とのマッチばかりですね。選手の怪我、コンディショニングにはご苦労が多いと思いますが、いかがでしょうか?

そうですね。やっぱり怪我が多いんですよ。2016年も2017年も。17週間で15試合、しかも日本チームは移動がいちばん長く10万キロ以上移動します。そうなると選手はリカバリーになかなか時間を割けない。相手選手との体格差もあるので、シーズン後半になるとそれが少しづつ効いてくるんですよね。

どんなところに影響がありますか?

やっぱり筋疲労で、そのために後半になると怪我が多くなる。それも大きな怪我がありますね。

海外転戦でご苦労されたエピソードなどはありますか?

やっぱり時差ですね。時差で選手の睡眠のコントロールが難しい。長い距離のフライトが多いので、食事のタイミングや到着後の時差の解消方法などですね。それと、1900mの高所での試合とかもあり、高所への適応なんかも難しいところですね。そういったところは、怪我に直接結びつくわけではないですが、パフォーマンスには影響します。それから、強いコンタクトで怪我をする選手が多いと、なかなかシーズンを通して一つのチームという形にならない。1つのツアーが終わると怪我人が増えてて、次のツアーには⾏けないということも多いんです。最初のスコッドは50人程度でも、途中に追加で招集も行い、最終的には60人近くになっています。チームドクターはツアーや練習に必ず1名帯同しますが、ドクター間では選手の怪我の情報共有も重要です。また、病院を長期で空けることになるので、活動に対する病院側の理解も重要なんですよ。

そもそも坂根先生がプロラグビーチームのチームドクターに就任されたのはどういった経緯なのでしょうか?

1999年から社会人ラグビートップリーグの「NECグリーンロケッツ」のチームドクターをしていましたが、専門が脊柱なので、トップリーグの10チーム以上の選手の手術を手がけていました。いろんなチームのドクターやトレーナーとの連携を長くやってきましたし、海外に2年ほど留学もしていたので、そういうことからでしょうか。海外のリーグに日本のチームが参戦することは、ほかの競技でもあまりないと思います。そういう状況の中で、私は海外の見知らぬ土地でも⼤丈夫だと思われたのか?、オファーがありましたね。日本ラグビーの新しい取り組みに、チームの立ち上げなども含めて、最初から参加するというのはなかなかできないことなのでお受けしました。

実際現場に行ってみていかがでしたか?

国内のラグビートップリーグのチームドクターとは違いましたね。いろんな面で苦労しました。1年目のチームは8カ国から選手が集まっていて、ツアーの遠征先もまったく初めての場所。オーストラリアや南アフリカなど、その国の医療事情だとか検査の方法だとか、そういうことも誰も知らず全く手探りでたいへんでしたね。MRIひとつ撮るのも大変で...2年目からようやく少しづつ分かってきました。

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