みなと健康ステーション

第3回 高齢者の歩行について

今回は高齢者の歩行についてお話したいと思います。
高齢者の歩行にはいくつかの特徴がありますので見ていきましょう。

高齢者の歩行で増加するもの
・歩隔(歩行中の両足の幅)
・立脚期(歩行中の足が地面に着いてる時間)
・体幹動揺(歩行中に体が左右に揺れる)

高齢者の歩行で減少するもの
・歩幅
・歩行率(単位時間あたりの歩数)
・関節可動域(体幹、下肢)

高齢になると上記に書かれているような歩行の特徴が見られるようになります。簡単にいうと両足を大きく広げ足をペタンペタンと地面に着き、体を左右にユサユサと振りながら歩くようになります。なぜこのような歩行になるのでしょうか?

これは、下肢筋力の低下、関節可動域の狭小化が原因と考えられます。年齢を重ねていくにつれ下肢の筋力が弱まり関節が固くなることで、つま先で地面をしっかりと蹴って足を前方に振り出し、また踵から足を着くという基本の歩行動作が出来なくなってしまいます。そのため本来歩くために必要な筋肉を十分に動かす事が出来ず、例え歩く距離を延ばしたとしても十分に筋肉が働かない為、歩くのに必要な筋肉はますます弱くなってしまいます。
そうすると歩く姿勢も悪くなり、また歩く速度も遅くなるという悪循環に陥ってしまいます。

ある研究では歩行速度が速くなると長生きが出来るという報告があります。
歩行速度が0.1m/sec以上あがると死亡リスクが12%低下するとのことです。逆にいうと歩行速度が遅くなってしまうと死亡リスクが上がってしまう事になってしまいます。
いかに歩行が重要なものかが分かりますね。
歩行に必要な筋肉を十分に意識しながら歩いてみてください。

次回は歩行速度を落とさないための筋力トレーニングをご紹介いたします。

第3回 高齢者の歩行について

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