東北電力および東京電力にて実施される停電措置に関し、弊社製品の操作取扱い注意について

理学療法装置その他をご使用のお客様へ

停電前に実施していただきたいこと
  • 停電実施前に装置の電源スイッチを「OFF」にしておいてください。時間が予め判っている場合、途中で電源が切れない様、事前に使用を止めてください。
装置の使用中に停電になった場合に実施していただきたいこと
  • スーパートラックST1L、ST2L:
    治療状態で止まります。腰ベルトを外し、脇アームを上げて、患者様を機器から安全に降ろしてください。
  • チルトテーブルK1430M、MN、MLは、起立状態にて停止します。患者様を機器から安全に降ろしてください。
  • 旧器種(例えばTCM等):
    動作が停止しますので、電源スイッチを「OFF」にしてください。
  • 手回しの電動タイマーを用いております機器(例えばMTSDi等)は、治療タイマーをゼロ位置まで戻しておいてください。
  • その他の機器:
    予期せず使用中に電源が切れた場合、治療状態を解除してください。導子・装具等、装着しているものを外してください。
停電復帰時に実施していただきたいこと
  • スーパートラックST1L、2Lは治療状態で止まっていますので、「開始」次に「停止」ボタンを押して戴き、装置を治療終了状態にしてください。
  • 旧器種(例えば牽引器TC-M等)においては、再通電時に治療残時間を自動的に治療開始致します。復帰後に電源スイッチを入れた後、停止ボタンにて一度治療を終了させてください。

特殊入浴装置、座位及び寝位入浴装置(車椅子及びストレッチャータイプ)をご使用のお客様へ

停電前に実施していただきたいこと
  • 停電実施前に装置の元電源扉を開け、装置の元電源ブレーカを「OFF」にしておいてください。
装置の入浴中に停電になった場合に実施していただきたいこと(車椅子のタイプ)
  • 入浴装置が電動ドアロックの場合は操作パネルによるドアの開放はできませんので、以下の手順で入浴者を出浴させてください。ドアが手動ロックの場合も手順は同じです。
[手順01]
手動にて浴槽排水レバーを操作し、浴槽のお湯を抜いてください。お湯が抜けていく間に、入浴者には大きめのタオル等を掛けて暖かくし、体温の低下を防いでください。お湯が出る場合はハンドシャワー等もご使用ください。お湯が抜けましたら、ドアロックを手動にてドアを開放してください。機種によって解除レバーの位置は異なりますので、詳細につきましてはそれぞれの取扱い説明書をご参照ください。
車椅子のロックが手動の場合
車椅子のロックをはずし、車椅子とともに装置から入浴者を退出させてください。
車椅子のロックが電動の場合
車椅子が浴槽から引き出せませんので、リクライニング角度を最大限に倒して入浴者のみ脱出させてください。
装置の入浴中に停電になった場合に実施していただきたいこと(ストレッチャータイプ)
[手順01]
手動にて浴槽排水レバーを操作し、浴槽のお湯を抜いてください。お湯が抜けていく間に、入浴者には大きめのタオル等を掛けて暖かくし、体温の低下を防いでください。寝位入浴装置の場合停電時は浴槽から担架が上昇いたしません。そのままの入浴姿勢で脱出させてください。この場合は多人数での介助が必要となります。
[手順02]
装置の元電源扉を開け、装置の元電源ブレーカを「OFF」にしておいてください。
停電復帰時に実施していただきたいこと
  • 器械式リリース扉でドア開放を行なった場合は復帰させてください。停電復帰後は、電源ブレーカを「ON」にして、無人の車椅子もしくはストレッチャーを使用し、入浴動作をおこない、装置が正しく作動することをご確認ください。