力学的治療法Treatment using by Mechanical Equipment

力学的エネルギーを利用する治療法です。

a. 牽引療法Traction Therapy

腰椎又は頸椎の疾患を、介達牽引により治療します。

1)能動型自動間欠牽引装置Traction Therapy unit

概要 腰椎又は頸椎を牽引することにより、椎間孔を拡開し、椎間関節を離開し、神経根を除圧します。また、椎間関節周囲の軟部組織を伸張し、筋のスパズムを緩和するとともに、椎間板及び椎間関節の軽度の変形・変位を矯正するとされています。
使用目的又は効果 変形性腰椎症等の腰部疾患、及び頸椎症の治療。
適応 椎間板ヘルニア、椎間板変性疾患、椎間関節障害、脊椎症、頸肩腕症候群、項部から腰背部にかけての疼痛やこわばり、腰痛、坐骨神経痛。
禁忌 脊椎の感染症(骨髄炎、脊椎カリエス、強直性脊椎炎など)、悪性腫瘍、急性の激しい痛みが伴う場合、骨粗鬆症、骨軟化症、心臓疾患、肺疾患、妊婦。幼児、または意思表示できない方、関節リウマチ、脊髄圧迫症状がある場合、その他、医師が不適当とみなす方。
ただし、次のような場合は医師の判断によること。高齢者及び虚弱者、急性斜頸(ねちがい)の方(非常に軽い[50~100N]牽引)、頸椎の不安定性による頸肩痛、高血圧症のある方。

b. マッサージ療法 Massage Therapy

マッサージにより血液やリンパの循環を促進し可動性や疼痛等の局所症状を改善します。

1)ウォーターベッド型マッサージ器Massage Therapy unit (Water Bed type)

概要 水槽に水を満たして柔軟な膜で密封し、槽内部のノズルから膜に向けて噴流を発生し、その水圧で全身のマッサージを行います。刺激が柔らかく、心地よい浮遊感が得られます。機械式(ローラー)マッサージ器を使用できないケースでも使用可能です。
使用目的又は効果 マッサージ効果。
適応 神経痛、筋肉痛、肩こり、腰痛、疲労回復、血行促進。
禁忌
次のような人は使用しないこと。
  1. ①重度の骨粗鬆症、幼児または意思表示のできない人、妊婦、マッサージによる物理的圧力・振動によって症状が悪化する疾患をもつ人。
  2. ②その他、医師が不適当とみなした人。
次のような場合は、医師の判断によること。
悪性腫瘍、血圧異常、有熱者、植込み型電子装置(ペースメーカなど)使用者。

2)ベッド型マッサージ器(ローラー式)Massage Therapy unit (Rolling Bed type)

概要 ベッドの内部に組み込まれたローラーにより全身のマッサージを行います。
使用目的又は効果 マッサージ効果。
適応 神経痛、筋肉痛、肩こり、腰痛、疲労回復、血行促進。
禁忌
次のような人は使用しないこと。
  1. ①重度の骨粗鬆症、幼児または意思表示のできない人、妊婦、マッサージによる物理的圧力・振動によって症状が悪化する疾患をもつ人。
  2. ②その他、医師が不適当とみなした人。
次のような場合は、医師の判断によること。
悪性腫瘍、血圧異常、有熱者。